組織に必要な「関係の質」とは

おはようございます、湯浅です。

梅雨入りしてから雨の日が続いていてなかなかスッキリしない天気ですね。
体調を崩しやすい時期なので、食事・睡眠・運動でコントロールしていけると良いですね。

 

本日のテーマ

組織に必要な「関係の質」とは

仕事においては成果や結果が求められることが多く、結果ばかりを求めることから始めるとどうになっていくのか?福祉業界において、結果が求められる場面は一般的な企業に比べると限られますが、やはり稼働率などの営業利益の目標の到達度を見る場合に求められます。

他には、事故発生件数や褥瘡発生件数、集団感染発生件数など数値的に評価できる内容は結果の質が求められやすくなります。

結果は組織として運営を安定させ継続的に行っていくうえでは重要な要素ではあります。
しかし、結果ばかりを追い求めていくと、多くの場合、部下は、上司との関係を疎ましく思います。

そして互いやチームの「関係の質」が悪くなります。すると「思考の質」も下がり、「行動の質」も下がり、結果として求めていた「結果の質」も下がってしまうことになります。

実際私の体験的にも数字だけを見られて結果だけを求められていた時、現場のモチベーションは下がる一方で、どんどん稼働率が下がっていた時期がありました。

組織の成功循環モデル

ダニエル・キム教授が提唱した「組織の成功循環モデル」をご存知でしょうか?

結果の質をはじめに追求するのではなく、まず初めに「関係の質」から始まる点が特徴的です。
つまり人と人との関係の質を高め、追及することで、「思考の質」「行動の質」が上がり、最終的に結果の質を高めることを目的としています。

ここで大切なことは、4つの質はどれも大切であるということ。ただし循環をさせる順番に気を付けることにあります。

関係の質を高めることは大切なことですが、「なんのために」その質を高めているのかを忘れてはいけません。もしそこに結果の追求がなければ、それは仲良しこよしの緩い雰囲気だけが漂い、別の問題が浮かび上がってくることになります。

だからこそ4つの質、すべてを大切にしていくことが重要になります。

「関係の質」を意識した結果

私が特養の生活相談員になった時、ショートステイの稼働率の落ち込みが止まらずに定員10名に対して、1日平均5名程度になっていました。

その頃は結果ばかり追求されていたので、私自身、いつも管理職会議で何を言われるのかビクビクしていた記憶が残っています。

現場スタッフも「なぜ自分たちが言われなければいけないのか」「また数字の話し」と不満が強く出ているような状況に陥っていました。

特に福祉に従事する人たちは「お金の話し」には苦手意識や拒否反応が出ますので、他の管理職や経営者の方々も悩んでいるようですね。

私がやったことと言えば、現場に数字の話しはせずに、現場スタッフとのコミュニケーションやリーダーとのコミュニケーションを積極的に図り、月1回のミーティングに参加するようにしました。

その中で、「自分たちがやりたいこと」「どんなショートステイにしていきたいか」「利用者の方の困りごとは何か」と関係の質を変えるところから始めました。

するとメンバーの思考の質が変化し、数か月後には積極的な発言が飛び出すようになっただけでなく、主体的な行動が見られるようになりました。最終的には落ち込んでいた稼働率は上昇し、結果の質にもつなげることができました。

恐らくメンバーはもともとそれだけのポテンシャルを持っていたり、「やる気」も持ち合わせていたはずです。ですが、結果の質だけを求められてきたことで、能力発揮ができない状況に陥っていたのだと思います。

変化が早く、流れが激しくなっているあらゆる業界において、既存のやり方が通用しなくなってきているのは共通のテーマです。

そのためにも、従来の常識の枠から外れたような突出した意見が採用されることも必要になります。
過去に例がなく、既存の枠に収まらない意見を排除せずにすくい上げる。

それこそが、組織の関係の質の向上に繋がります。

まずは事業所内の「関係の質」から見直してみてはいかがでしょうか。

本日はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。

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