関係性の視点から見る認知症ケア

こんばんは!湯浅です!

緊急事態宣言が出されて2週間が経過しました。

都内では1日の感染者が100人を超す日が
連日続いています。

仕事や買い物以外の必要時以外は
不要な外出を避けることが私たちにできる
最大の予防方法だと思います。

自分自身が感染しない、媒介者にならない。
この意識がとても重要ですね。

関係性の視点から見る認知症ケア

本日のテーマ

「関係性の視点から見る認知症ケア」

についてお伝えしていきますね!


介護において基本情報は
一番初めに「その人」のことを知るための
とても重要な情報として捉えられています。

その情報の量が多いほど「その人」のことを
理解しやすくなって良いと思われています。

ですが

基本情報に頼り過ぎると
その情報だけで「その人」
を理解した気になります。

つまり勝手にその人のことを
線引きしてしまうことになってしまいます。

線引きしてしまうと

その人を見ようとしなくなる。

この人はこういう人だとこちら側の
解釈の中で決めつけで
介護が行われてしまいます。

私達がそのように決めつけられて
他人から関わられたらどうでしょうか?

勝手に決めつけないでほしい!
こうに思うんじゃないでしょうか。


関係性の捉え方を見直す

良く基本情報に「性格」の項目があります。

性格はだいたいこれまでに見てきた中から
家族や介護職員が思うその人像です。

だから私は本当にその人の性格?
と思っています。

それは

人間は関係性の中で自然と役割を変えているからです。

例えば、私であれば

・会社での自分

・家族といる時の自分

・友人といる時の自分

どれも見せる顔が違います。
これは腹黒という意味ではなく

「人はみな自然に関係性によって
 自分という存在定義を変えている」
ということになります。

よくご家族から
「こんな一面があったんですね!」
「私達の言うことはいつも聞かないのに」
「前はこんな性格じゃなかった」

という言葉を聞きます。

実際に脳の障害や認知症の進行によって
性格が変わってしまうことはあります。

そのような場合を除いて

前提として人は人との関係で見せる顔
が違うことを理解することが大切です。

そのうえで私の考える性格は
どんな人にでも、どんな人との関係性の中でも
見せる側面が同じ部分。

これがその人の「性格」だと思います。

私であれば「几帳面」「細かい」などでしょうか(笑)

基本情報は事実と解釈で捉えなおす

このように関係性を捉えなおすだけで
その人が自分との関わりどんな人で
いようとしているのか理解できるようになります。

このように多面的に見る上で必要な事として
基本情報は事実と解釈で捉えなおすことが
重要になります。

基本情報には「事実」と「解釈」の
情報が混在しているということをご存知ですか?

既往歴や飲んでいる薬
生い立ちや仕事はこれまでの
その人の歴史なので事実として捉えれます。

では解釈はどうでしょうか?

先ほどの性格や社会性どんな人だったかは
周りから見たその人なので解釈になります。

このように情報を整理しなおせれば
目の前にいる人が多面性を持った
一人の人間として捉えることが
できるようになります。

 

大事なことは

一方向から見えているだけの情報で
知ったつもりになるのではなく
その人が持つ多面性に目を向けることです。

それが初めて

「その人を一人に人としてみる」
ことができると思いませんか。

ぜひ情報を整理して
目の前にいる人の多面性を
認めてあげてください。

本日はここまで
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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