ぬるま湯の副作用

おはようございます。

昨日、志村けんさんがコロナウィルスによる
影響で逝去されましたね。

いろいろなSNSで投稿されているところを見ると
やはり志村けんさんの影響力や与えてきた力は
計り知れないものがあると感じます。

火葬してからでなければ会えないという
ご遺族にとってもなんとも言えない状況ですが
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

本日のテーマは

「ぬるま湯です」

ここ数年

特に女性の間で流行っている半身浴などの
健康法では「ぬるま湯」が推奨されています。

ぬるま湯に長く浸かることで
結構の促進やリラックス効果があるなど
メリットがたくさんあります。

わたしはもっぱら温泉のような熱い湯に
肩までしっかり浸かって短時間で
上がってしまう派です。

本当は極度の末端冷え性なので
半身浴の方がいいのかもしれませんが・・・

ぬるま湯の副作用

ぬるま湯は長くゆっくり入れるので
「居心地の良い環境になります。」

居心地の良い環境とは
言葉を言い換えると
安心、安全な環境といえます。

人はこの安心、安全な環境と認識すると
長くそこに無意識的に留まろうとします。

 

これが組織においても同じで

 

人事異動による部署の配置転換

生産性向上のための業務改善

新しく着任する上司への不安

 

このような出来事に対して拒否反応を示します。

これらは自分の居心地の良い場所を守ろうとする
反応と置き換えることができますね。

安全に感じることができているということは

ポジティブにとらえれば
会社内にて自分の居場所を
感じることができていることになります。

では「ぬるま湯」で終わらせないためには
どんなことが必要なだと思いますか?

ぬるま湯で終わらせないポイント

実はこの「ぬるま湯」について
書こうと思ったきっかけは

先日、組織改革に取り組んでいる
クライアントさんとコーチングをしてきた時に
でてきた言葉だったのです。

まだ組織改革に着手して間もないですが
そこに着眼されたのは素晴らしいと感じました。

ですが、「ぬるま湯」と分析できても
そこからどのように改善していくかも
重要になります。

組織、チームの雰囲気がぬるま湯になっている場合

1.仕組みやルールがあいまいになっている

2.リーダー、マネジャーが方向性を示していない

3.言葉や意識の向け方が間違っている

以上のような特徴があります。

 

1の仕組みやルールに関しては意外と
組織として決めてあるところは多いのですが
共通言語になっていなかったり
使用されていないことが多いです。

これでは

曖昧になっていると言わざるを得ないですね。

 

そこで大事になってくるのが
2のリーダーやマネジャーの役割です。

例えば現場から良く上がる意見は
業務負担を軽くしたいと

機器の導入や業務撤廃の提案がされると思います。

 

悪いことではないのですが

その提案がプラスの思考で考えているのか
マイナスの思考で考えているのか
リーダー、マネジャーとして判断する必要があります。

その際に必要になるのが
1.仕組みやルールに基づいた判断です。

いわば組織が目指す方向とその提案が合致しているか
で導入の可否を検討して、根拠をもって示していく
ことが大切になります。

 

最後に3.言葉や意識の向け方ですが
ある意味では一番この3が
ぬるま湯にしていく大きな要因になっています。

それは

使っている言葉がいつもネガティブで
悲観的であれば物事を考える時
すべてその意識の中でしか
考えなくなってしまうからです。

つまり

いつも物事に対して悲観的な方は
最初から排除する意識しか
持っていないことになります。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

質問の仕方を変えることが大切になります。

「この業務はどうに導入したら上手くいくと思う?」

「ここの課題はどうにすれば解決できるかな?」

とポジティブな方向に意識が向く質問をすると
自然に「こうしたらいいかもしれないですね」
と提案が上がってきます。

ぜひ試してみて下さい。

本日はここまで
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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