こんばんは
湯浅です。
私は認知症の方と関わる時に
刺激の設計を意識しています。
人は物事などの出来事に反応する時、
あるプロセスをたどって反応しています。
このプロセスとは
出来事、事実
結びつけ
解釈
感情の反応
言動、行動
このようになっています。
私たちは無意識のうちに
出来事に対して
過去の体験や経験から結びつけて
その出来事に対して
自分なりの解釈を踏まえて
言動、行動に至っている
ということになります。
ではなぜこの刺激の設計が
重要なのでしょうか?
人が感じる五感とは
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚です。
どれもケアの場面においては
それぞれ重要になります。
この刺激が認知症の方に対して
適しているか、
好みになっているかを考えると
アセスメントの視点にもなります。
私が特に意識しているのは視覚です。
認知症の方は
認知機能の低下により
記憶力が低下します。
記憶力が低下することで
さまざまな機能が低下していきます。
ですが感情やプライドは
残存しています。
毎日が初めましてのつもりで
普段人に会う時の気持ちで
挨拶やコミュニケーションを図れば
その利用者の方にとって
安心できる人になります。
目は口程にものを言うとある通り
人はノンバーバルコミュニケーション
からの情報を多く入手しています。
だからこそ視覚から入る刺激は
とても重要になります。
そして単に自分が受け取る側なら
どんな刺激がほしいか考えましょう。
どんな刺激は受け取りたくないか
考えましょう。
私がやっていることは単純なことです。
笑顔
これに限ります。
笑顔なら普段から出ていると
思いがちでしょう。
ですが残念なことに
人はずっと笑顔では
いられません。
特に楽しいことや嬉しいこと
面白いことでもなければ
笑顔に自然になることは
難しいことですよね。
仕事で忙しい
仕事が大変
認知症の人への対応
これらのことを考えれば
笑顔でいられる人が
どれだけいるでしょうか。
ですが私たちはプロです。
介護も接客業です。
五感の刺激を意識して
特に笑顔を意識すれば
数日で効果を感じることが
できます。
明日から是非実践下さい。
本日はここまで
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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