介護をする上できってもきれないもの

 

こんばんは。

 

湯浅です。

 

最近、マーケティングや

ブランディングについて

お伝えしています。

 

 

本日は介護事業を運営するうえで

きってもきれない「認知症ケア」について

お伝えします。

 

 

どんなにマーケティングをしっかりして

他社との差別化を図ったとしても

実際に利用に来てくれた利用者の方を

しっかり介護できなければ

意味がありませんよね。

 

 

認知症の有病率は高齢になればなるほど

高くなると言われています。

 

 

90歳を超えてくると実に2人に1人は

認知症の可能性があると言われています。

 

 

今後も長寿国の日本はそれだけ

認知症になるリスクを抱えているわけですね。

 

 

介護を行う専門職はこの「認知症」について

適切な知識を持ち合わせてケアを

行うことが求められています。

 

介護技術は回数と経験を重ねれば

一定のスキルを身につけることができますが

認知症ケアは意識して取り組まないと

身につけることができません。

 

 

私はこの5年間認知症介護指導者として

実に2000名近くに認知症ケアについて

指導してきました。

 

ですが専門職である介護者であっても

認知症に対する基本的な知識も

備わっていないことが多いのが現状です。

 

 

認知症には種類があるのはご存知ですか?

 

認知症の種類によって

中核症状が違うのはご存知ですか?

 

徘徊や帰宅願望といった利用者の言動や行動は

認知症だから起こっているわけではないと

ご存知ですか?

 

これらのことを理解してケアを行える介護者は

多くないのも現状です。

 

 

この問題を引き起こしているのは

大きく分けて2つあります。

 

1.事業所にその認知症ケアの指導ができる人材がいない

 

2.身体介護や生活援助が介護だと思い込んでいる

 

 

高齢者介護を行う上で認知症に対して

適切な知識を持ち合わせることで

個々の利用者に合わせたケアを選択することができます。

 

 

言葉では利用者本位、個別ケアと唱えている

事業者や介護者はいますが、

思いだけでは認知症ケアを

行うことはできません。

 

 

厳しいかもしれませんが、

我々専門職に求められているのは

家族介護者ができることを

行うことではありません。

 

 

専門職だからこそできるケアができて

初めてプロフェッショナルと言えます。

 

利用者を中心としたケアを

考える時に5つのポイントで考えると

わかりやすいです。

 

 

1.脳の障害

(アルツハイマー病、脳血管の障害など)

2.健康状態

(視力、聴力、内服薬の影響、睡眠状態など)

3.生活歴

4.本人の性格

5.社会心理

 

この5つのポイントで

「その人を知る」ことが

大切になります。

 

私は実際にこの考えを用いてケアを提供したら

 

トイレに行けずに廊下で排泄をしていた人が

トイレに行けるようになった

 

「家に帰りたい」と言っていた人が落ち着いて

生活できるようになった改善事例を挙げています。

 

そして実は特別なケアを

行っているわけではないので

難しくもありません。

 

 

認知症ケアはきってもきれない大切なことです。

これがしっかりできれば周りからの信頼はグンと

高まります。

 

明日からさっそく取り組んでみてください。

 

研修や実際の現場で指導を依頼したい方は

メッセージでお問い合わせください。

 

 

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