指示待ち人間はこうして作られる

おはようございます。湯浅です。

本日のテーマは「指示待ち人間はこうして作られる」についてです。

どこの事業所にも指示待ち職員はいるものです。

こういった方々は仕事への情熱や想いが感じられなかったり、自分から何かアクションを起こすようなことをしないのが特徴的です。

ですがそのような人たちをもしからしたらマネジメントする側が作っている可能性があることに気づいていましたか?

 

指示待ち社員ができる理由

 

上司がなんでもしてあげてしまうことや上司が部下の課題や問題まで考えてしまうことが一つ要因として挙げられます。

 

良かれと思ってしてあげたり、考えたりすることで何が奪われているでしょうか?

 

部下自身が自分で考える時間や思考力、そして成長するチャンスを奪っていることになります。

 

そして徐々に依存的な従業員に成長していきます。

 

子供の成長と一緒で、もちろん初めてのことは一から丁寧に教えてあげることは重要です。でもいくら初めてでもこれまでの経験から結びつけて考え、実行することは可能です。

 

それらこれまでの経験から今の仕事を結び付けることができていないだけなので、上司はそのサポートをすることが求められます。

 

反対に、部下に一度は仕事を任せたつもりで、途中で仕事を奪ってしまう。部下の考えや意見を認めないことで、自分の意見を聞き入れてもらえないと思い、考えることをやめてしまうこともあります。それだけでなく、この人に行っても面倒だからと上司に意見提案をすることもなくなってしまいます。

 

短期的な仕事の視点だけを見れば、仕事の仕方を知っている上司が行ってしまった方が簡単にできますが、これでは部下が育ちません。

 

手助けのつもりかもしれませんが、中長期的な視点で考えた時に、1年後も同じ状態で部下は成長していないでしょう。

 

上司が行う仕事は本来仕事のサポートをする事でなく「部下の成長をサポートすることにあります。」個々の目的が明確になっていれば、その仕事における部下と自分の役割がはっきりわかりサポートしやすくなります。

 

部下の成長をサポートするためにできること

 

【部下にまずは考えを聞く事から始める】

上司側の悪い癖でとにかく知っていることだからすぐに教えてしまう機会が多いです。特に福祉職は世話好きが多いので、良かれと思ってすぐに答えてしまいます。

 

その気持ちは分かりますが、そこは教える前にできれば「○○さんはどう考えている?」「○○さんはこのあとどう段取りすればいいと思う?」など部下の考えを聞いてみましょう。

そのうえで、プラスの情報として教えてあげてください。

 

【途中途中で上手くいくようにサポートをする】

部下の仕事を途中で奪ってしまう要因として仕事の期日が迫っていたりと緊急性が高いことにあったりします。これは、仕事の進捗状況を適切に確認せず、期日のギリギリになって確認した結果起こりやすい状況です。

この状況を回避するには、適宜、部下に仕事の進捗を確認するだけでもサポートになります。

また部下が今何に困っているか把握しやすくなるので、その場面でアドバイスができるようになります。

それでも状況的に上司側が仕事を一部肩代わりする箇所があれば、それは手伝ってあげればよいだけのことです。あくまでも部下が主役であることを忘れてはいけません。

 

【部下の経験、スキル、知識、得意分野から教えることと質問で考えを引き出す線引きをする】

指導で大切なのは、すべて教えるのでもなく、すべて部下の考えにゆだねるのでもなく、大切なのは相手の持っているものに合わせてどう組み合わせるかになります。

新人でもベテランでも成長する家庭は変わらないので、業務レベルに合わせた関わりを個々人に行っていくことが必要不可欠になります。

 

本日はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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