介護リーダーに求められる力と役割

こんにちは、湯浅です!

今回のテーマは「介護リーダーに求められる力と役割」についてお伝えします。

 

国から示されている「人間力」と「社会人基礎力」

 

これまで私は、リーダーには人格を土台とした人間的魅力が必要であることを伝えてきました。

 

それは何も私がこれまでの経験と学んできた内容だけで言っているだけではなく、「人間力」や「社会人基礎力」などの能力について国レベルでも検討されています。

 

そして、福祉職にとどまらず、他業界でも、その重要性に注目が集まっています。

 

これは、日本の労働者全体でこうした力が相対的に低下していることへの危機感の表れでもあります。

 

学校などの教育の場では、すでに「考える力」を鍛えるためのアクティブラーニングが授業の中で取り入れられるなどされています。社会人である我々も、今変化を求められる時代になっているのです。

 

最近では、IQ(知能指数)だけでなくEQ(心の知能指数)が社会人として、求められる必要不可欠な能力として取り上げられています。

 

社会人基礎力12の能力要素とは

 

社会人基礎力には3つの能力/12の能力要素に分類されています。

 

1つ目の能力、考え抜く力/シンキングには課題発見力、計画力、創造力の3つの能力要素があります。

2つ目の能力、チームで働く力/チームワークには発信力、傾聴力、柔軟性、情況把握力、規律性、ストレスコントロール力の6つの能力要素があります。

3つ目の能力、前に踏み出す力/アクションには主体性、働きかけ力、実行力の3つの能力要素があります。

参考:経済産業省人材政策室「人生100年時代の社会人基礎力について」2018年

 

これからの社会で活躍し続けるためにも、この「社会人基礎力」をしっかりと伸ばしていくことが必要になります。

 

リーダーに求められる役割とは

 

それらを踏まえてリーダーに求められる役割を考えると、リーダーの役割には正しい方向に導くことが求められています。つまり、リーダー自身が正しい方向に向かっている姿勢を示す必要があります。

 

前述した「社会人基礎力」や「人間力」を率先して身につけ、実践していることが大切になります。

 

さらにリーダーは後進を育てる重要な役割がありますが、リーダー自身が魅力的でない限り、部下や後輩には何一つ伝わらないでしょう。

 

人材育成がうまくいっていない場合、リーダー自身の人間力や社会人基礎力が低い場合が多くあります。

 

人材育成には順番があり、部下に対して、学んだことや必要な事を指導する前に自分自身で実践することが必要になります。

 

なぜ自分自身で実践することが必要なのか

 

リーダー自身が主体的に考えや行動を変容する姿を見て、部下は育ち、言葉に説得力が生まれ、部下がリーダーの言葉に耳を傾けやすくなるのも理由の一つです。

 

それ以外では、必要な能力や求められる人物像といったゴールがわかっていても、そこに辿り着くための方法がわからなければ意味がないからです。

 

リーダー自身が、ゴールに行きつく方法や手段が分かっていれば、教えることができます。導くことができるということになります。

 

ですが、ただ教え、導けばよいのではなく、人材育成の最終目標は自分で考え、行動して辿り着くことができるようにすることです。

 

そこに至るために、経験年数やタイプに合わせてリーダーがティーチングとコーチングを使い分けて関わることが必要になります。

 

このようにリーダーに求められる役割は多岐にわたり、なおかつ事業所の将来を担う重要な役目があります。

 

それだけにリーダー自身が「人間力」と「社会人基礎力」を高めることが求められます。

 

この2つの力を高めていけば、自ずと「スキル」は身につきますので、スキルを考えるのは後からで大丈夫です。なぜなら2つの力を高めようと意識していれば、自然とスキルを高める活動をしているからです。

 

本日はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。

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