昨日は某医療法人様にて
虐待防止研修の講義をしてまいりました。
ここのところ虐待防止研修の依頼が
続いています。
年間の法廷内研修で定められていることも
ありますが、やはり最低でも年に1度は
ケアの質や不適切なサービスについて
考える時間は有益だと思います。
昨日は90分という限られた時間の中で
「介護者に必要な感情コントロール」という内容を
中心にお伝えしてきました。
介護者のストレスマネジメントはなぜ必要なのか?
介護は感情労働を言われ
「人」を相手にしているので
とてもストレスを感じやすい職種です。
くわえてコミュニケーションが
うまくいかないこともあり
現場スタッフはなかなか苦労しています。
そんななかでも24時間ずっと利用者の方がいる
入所施設においては特に介護者の
ストレスマネジメントは必要になります。
カップルと夫婦の違い
カップルの時は大丈夫だったのに
夫婦になったとたんに
喧嘩が絶えなくなったり
日常生活が上手くいかないようなことが
増えた記憶はありませんか?
結婚をしていない方は
同棲を想像していただければ
結構です( ゚Д゚)
一緒に住んでいない時は
会っている時間は限られています。
寝食は別なので自分の生活ペースも崩されないので
特にストレスがたまりませんよね。
だけど結婚したり、同棲したりすると
協同での生活や24時間一緒に
生活することになります。
そうすると互いに今まで見えてなかったことや
気にしていなかったことが気になり
イライラし始めちゃうんですね。
実際私も妻と結婚した時は本当に合わず
苦労した記憶しかありません。(汗)
今では互いを尊重しながら
無事平穏?な生活を送れています。
介護も通所や訪問系は少なくとも
その限られた時間だけの介護なので
我慢することができます。
しかし入所系や家族介護者は
ずっと一緒にいるので
それだけストレスを感じやすい実態があります。
介護者と入所者の環境は密接に関係している
介護者の労働環境(メンタルヘルスを含む)と
入所者の生活環境は密接に関係しています。
つまり介護者の労働環境が良ければ
入所者の生活環境が良くなります。
これはどちらかの環境をしっかり観察することで
もう片方の環境の良し悪しも
わかるということになりますね。
一度どちらかの環境を観察することをおすすめします。
これも家庭環境における子供と一緒で
家庭の雰囲気やお父さんお母さんの
子育ての仕方や機嫌ひとつで
子供がどんな風に成長するのか変わってきます。
高齢者であっても子供であっても大人であっても
環境に影響を受けることを
お分かりいただけたかと思います。
大切なことは
誰がどんな影響を与え
どのような環境を作っているのか
しっかり見極めることです。
簡単にできるストレスマネジメント
ここでは一つだけ紹介します。
「深呼吸」が誰でも自律神経を高める唯一の方法です。
なおかつ胸式呼吸ではなく腹式呼吸でないと
リラックス効果がないと知っていましたか?
腹式呼吸が上手くできない方は
ヨコになって実践してみてください。
お腹に手を当てながら
意識して呼吸することで
入りやすく感じると思います。
リラックス効果が高い
寝る前にすることもおすすめですが
少し緊張する前とかに意識的にするだけで
違いますので是非試してください。
ストレスがなくなることはないので
ぜひ自分で対策と感情のコントロール法を
準備しておいてください。
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